二ヶ月ぶりに戻ってきたバンコク 滞在スナップ1
2ヶ月前に初めてタイに来た時は、世界中のバックパッカーが集まるバンコクのカオサン通りの光景に驚き、そこら中にいる野良犬に怯え、簡単な英語も通じないのトゥクトゥクのドライバーに参っていた。旅の勝手を知らず、初めての世界を相手に難しく考えていた。しかし、東南アジアをぐるりと回って戻ってきた今は、バンコクを楽しんでやろうという余裕がある。
人口750万(2006年)の大都市バンコクの中心サイアム地区。Siamとは、タイの旧名シャムのこと。この地区はタイを代表する大型のショッピングモールが集まるエリア。
頭上にはスカイトレインことBTSが走り地下にはバンコクメトロが走る。カンボジアやラオスの地方都市から帰ってきた後では、バックパッカー的に場違いな感じすらさせる。日本食やタイスキのレストランに行ったり、シネコンで映画を観たりと久しぶりの都市を満喫した。
前回4月の暑季から2ヶ月がたち、雨季が始まったバンコク。まとまって大量の雨が振るのでそこらじゅうで冠水している。川の様になった道路の高架の柱に「THE RIVER」と広告があった。
何車線なのかわからないほどゴチャついたバンコク中心部。雨に濡れた路面に車のハロゲンのライトが光っていた。タイの中心部はタクシーばかりでトゥクトゥクは肩身が狭そう。
初めてバンコクに来た時はローカルのバスに乗るのも躊躇していたが、ドアも窓も全開で走る7バーツの市民の足に乗るためらいがなくなってくる。
カオサン通りの裏手にあるゲストハウス。夜、ここでビールを飲んでいたら、ネパールでヒマラヤの麓を4,000m近くまで登るトレッキングに行ってきたという日本人男性に出会った。見る角度によって山頂が魚の尾びれのように見える山があって、トレッキングは最高だったと話してくれた。お土産の小さなマグネット写真に写った山の形が印象的だった。過去にもいろいろな旅を経験している新潟出身の彼の話は面白く、会ったばかりなのに明け方まで語った。彼は早朝の便で日本に帰るそうだ。