チェンマイのエレファントライドと少数民族カレン族の村
タイ北部のチェンマイでは、少数民族の村へ訪問したりエレファントライド(象乗り)などのアクティビティが人気だ。僕らもゲストハウスでツアーに参加し、車で街を離れてメーワーンの山の中へ向かった。
初体験の象乗り。象は25歳の雌で小ぶりだが、それでも象の背中に座ると地面までは結構な高さがあるので怖い。象使いの指図を聞かずにルートを離れ、茂みに突っ込んでいったりする。入り口で買ったバナナをゾウが長い鼻で掴みにくるのが面白い。約50分のエレファントライド、乗り心地は最悪だった。
その後、近くの象使いの養成所で生まれたばかりの象に会えるというので、ガイドが連れて行ってくれた。アンバランスな体で小走りする姿はとにかく可愛らしい。
少数民族カレン族の象使いの青年達。普段は養成所に人が来ることは少ないらしく、観光客への目線が鋭い。
その後、カレン族の集落を訪れた。カレン族は、タイ北部やミャンマーの先住民。ミャンマーでは少数民族が政府から迫害を受け続けているので、国境を越えてタイ側に難民として逃れてくることも多いそうだ。藁葺き屋根というより葉屋根。村には簡素な住まいが多いが、冷蔵庫やテレビなどの家電製品は普及しているようだった。
軒下で飼育されていた豚や鶏。暑くてぐったりしているのか近づいても起きなかった。
カレン族の少女が、「ハロー!ファイブバーツ!」と手作りのアクセサリーを手のひらに乗せてみせる。訪問させてもらったお礼にブレスレットを買うと、他のこ子供達にも囲まれてしまい大変だった。
小川で自然のウォシュレット。村の子供はワイルドにたくましく育っている。
途中で立ち寄ったメーワンの滝。欧米のバックパッカー達が楽しそうに騒いでいた。
ツアーの最後は、メーワーンで人気の川下り。竹のイカダに乗って、日本では営業許可が取れそうもない危なっかしいアクティビティだが、途中、水浴びをする象の横を通り過ぎたり、見たこともない蝶が飛んでいたり、川沿いに住む子供たちが飛び乗ってきたりと、お楽しみ盛りだくさん。1時間も続いた川下り、ズブ濡れになって子供のように楽しんだ。