タオ島に到着

タオ島までの航路には小島がいくつも浮かんでいた。タイの南東側に広がるタイランド湾(タイ湾)は平均水深45mと浅い。氷期に海水面が低下していた頃は、スンダランドと呼ばれる広大な陸地が存在していた。ちなみに日本の海は太平洋の海溝で深さ8,000m以上、日本海でも平均水深1,750m程度。

太陽が船のデッキを熱く照らしはじめた頃、遠くにタオ島が見えてきた。デッキの上で波のしぶきを浴びながら、徐々に島が大きくなるのを見つめる。



肌がジリジリするほど陽が昇った11時過ぎにタオ島に到着した。船を降りてバンガローやゲストハウスを何軒か見て周り、2kmの美しい砂浜が続くサイリービーチ近くのゲストハウスSun Smile Lodgeに一泊800バーツ(約2,900円)でチェックインした。

タオ島の海は、透明度が高く、流れが穏やかで水温も高いためダイバーに人気。島内にはダイビングスクールが多く、9,800バーツ(約35,000円)でダイビングのライセンスを取得することができるそうだ。島を囲むように点在するダイビングスポットまで近いことも人気の理由らしい。遠浅の海岸が続くサイリービーチの沖合いもダイビングやシュノーケリングのポイントになっている。


ゲストハウスのあるサイリービーチ周辺は人影も少なくのんびりとした雰囲気だ。