2007年4月20日

レースフェーベル、旅立ちの日。

何ヶ月も前に旅の出発日を決めたけど、結局、準備をするのはギリギリになってからだ。前日まで荷造り作業に追われ今日を迎えた。これから始まることへの不安と興奮が入り混じって胸がドキドキする。旅に出る直前のこんな気持ちのことをスウェーデン語で「レースフェーベル Resfeber」と言うらしい。まだ肌寒い春の朝、バックパックを背負い、両手が塞がるほどの荷物を持った僕とマイコは、通勤ラッシュの電車で成田空港へ向かった。彼女の親が駅まで見送りに来てくれた。

最初の目的地、タイのバンコクまでは、10:30発の飛行機で7時間弱。徹夜で荷物の整理をしていたので、エコノミー席の解像度の低いモニタで映画を観ながら寝た。

半年前に開港したばかりのバンコクの新しい空の玄関口、スワンナプーム国際空港に16時頃到着した。ガラスを多用した斬新な空港のデザインのターミナルは、たくさんの人でごった返している。ATMでタイバーツを引き出し、450バーツ(約1,600円)のエアポートタクシーで目星を付けておいたゲストハウスへ向かう。高速道路を走るタクシーの窓から異国の大都市を眺める。

バンコクの中心部プラナコーン区にあるゲストハウスNew Siam IIのダブルに二人で820バーツ(2,950円)でチェックインした。初めてのタイ、空港に着いてから気が張っていたので、重たい荷物を降ろして、ようやく安堵のため息をつくことができた。

夜、世界中からバックパッカーが集まるというプラナコーン区のカオサン通りに行ってみた。派手なネオンが光る300mほどの通りは、賑やかなレストランやバー、露店からネットカフェまであらゆる店が隙間なく軒を連ねている。屋台から漂う芳ばしい香りと人々の汗や香水が混り、なんとも言えない匂いが漂う。夜のカオサン通りは熱気と活気で満ちていた。