寝台列車でチェンマイに到着

チェンマイへ向かう寝台列車

チェンマイへ向かう寝台列車で目を覚ますと乗客の多くは既に起きていて車内が賑やかだった。途中駅で降りた客もいるのか空き席も目立つ。車窓の景色は、タイ北部の山がちな眺めへと変わっていて、バナナの木が生い茂る山を緩やかなカーブを描いて進んでいる。窓を全開にすると吹き込んでくる風が気持ちいい。車内販売の朝食セットを食べ終えウトウトしているとチェンマイ駅に到着した。13時間もの長時間移動だったが、ほとんど寝ていたのであっと言う間だった。

チェンマイ駅

バンコクから北に約700km離れたチェンマイは、タイ最高峰のインタノン山(2556m)や、チェンダオ山(2175m)に囲まれた亜熱帯性の盆地に位置している。タイではバンコクに次ぐ都市だが駅だけ見るとそうは感じない。人気の町だけあってチェンマイ駅にはバックパッカーが大勢いた。

チェックインしたBMP Residentは、トレッキングツアーを多数催行している大型のゲストハウス。バンコクのTATで手配したツアーに含まれているので料金はわからないが、TV、エアコン、ホットシャワーのほか、ネットカフェやプールも併設していた。

チェンマイ旧市街 堀
チェンマイ旧市街

旧市街と新市街に分かれるチェンマイ。旧市街は古い建物が多くのどかな雰囲気だが、新市街はマクドナルドやスターバックスといった米国資本の店やデパートもあった。

チェンマイ ナイトマーケットの屋台

チェンマイ新市街のチャン・クラン通りではナイトバザールが毎晩開催されている。この通りはバンコクのカオサン通りのような胡散臭い印象はなく、売る側もそれほどしつこくないのでじっくり品定めが出来る。値札が付いていない場合がほとんどなので電卓を使った値段交渉も楽しい。豊富なアジアン雑貨は女性ならずっと見ていても飽きないだろう。マイコはシルクのテーブルランナーなどを購入していた

ナイトマーケット近くにはタイ料理を出す屋台が集まっているエリアがある。リーズナブルで味もいい。二人でおいしく食べてビールも飲んで170バーツ(600円)。生きたカニや魚をその場で調理してもらうことも可能だ。21:00を過ぎると併設されたステージでタイ舞踊のパフォーマンスがあり賑わっていた。