古都アユタヤをレンタルバイクで巡る

アユタヤのレンタルバイク

アユタヤの遺跡は、チャオプラヤー川とその中州の広い範囲に点在している。自転車を借りて遺跡巡りをするためレンタサイクル屋に行ったら、100ccのオートバイのレンタルが1日200バーツ(720円)と安かったので、バイクをレンタルすることにした。バイクは高校時代に乗っていた原付以来だったが、アユタヤは交通量が少なくて走りやすい。思っていたより広範囲に遺跡が点在しているのでレンタルバイクは正解だった。

アユタヤの仏教寺院 ワット・プラ・ラーム

日本の室町~江戸時代にあたる1350年以降、400年以上にわたってタイ中部に栄えたアユタヤ王朝は、日本との朱印船貿易や琉球、中国、東南アジア、アラブ、ヨーロッパ諸国と貿易を行い、莫大な富を蓄えた国際的な王朝だった。しかしアユタヤは、抗争を繰り返してきたビルマ(現ミャンマー)との戦いに敗れ1767年に没落。アユタヤの都市は徹底的に破壊されてしまった。

ワット・プラシーサンペット

繁栄を極めたアユタヤが滅びてから240年、古代都市はアユタヤ歴史公園として整備され、現在はユネスコの世界遺産に登録されている。3つの仏塔が並ぶワット・プラシーサンペットは、アユタヤ王朝の歴代の遺骨が納められている。

朽ちたアユタヤの遺跡
倒れたアユタヤの仏塔
首や手足のない仏像が並ぶ

アユタヤは観光客が少なかった。場所によっては僕ら以外誰もいない。静かな遺跡で首や腕のない仏像、崩された仏塔を見ていると悲しい気持ちになる。同じ仏教徒だったビルマ軍は、仏像や仏塔のなかに隠された宝石を狙って破壊したそうだ。

ワット・マハタートの菩提樹
木の根元に取り込まれた仏像の頭

13世紀の寺院、ワット・マハタートには、ベンガルボダイジュという絞め殺しイチジクに取り込まれた仏像の頭部がある。この仏像の頭より高い位置から写真を撮ろうとしたら監視員に注意されてしまった。遺跡は現在も信仰の対象だ。

アユタヤの巨大な涅槃仏
ワット・ローカヤスターラームの涅槃仏 足の裏

ワット・ローカヤスターラームという寺院の遺跡跡には、オレンジの袈裟をまとった巨大な涅槃仏が横たわっている。仏像に花を添えて金箔を塗り、手を合わせる女性達の姿があった。

アユタヤの巨大仏像

ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピットという現役の寺院には、1603年に作られたブロンズ製の巨大な仏像がある。金箔に覆われて輝いていた。

アユタヤのホテル屋上のプール

腕がジリジリするほど日差しが強いがバイクを走らせると汗が冷えて涼しい。遺跡群を囲むチャオプラヤー川沿いにバイクを停めて船を眺めていたら、アイスクリームワゴンの男が手を振ってこちらに向かってきた。5バーツのアイスクリームを2個購入。全く言葉が通じなかったが、彼のケータイのカメラで記念撮影をした。

町のガソリンスタンドで満タンにしてバイクを返却した後、近くの店でタイのビールLEO BEERとバナナシェイクを注文。40バーツ(145円)のバナナシェイクは最高においしかった。火照った体をホテルの屋上プールで冷やし、この日は死んだように眠った。