タオ島からバンコクへ

タオ島の桟橋と船

南の島のリズムにはまってしまい、日記をつけていなかったらこの島に何日いるのかわからなくなるくらいだった。タオ島から大都市のバンコクに戻ることが面倒臭くなっていたが、タイのノービザ滞在期限が1週間後に迫っていることに気づき、重い腰をあげてバンコクに戻ることにした。僕らは旅の途中だ。

日付も曜日も気にせずに過ごしていたが、島を去る前に久しぶりにネット屋に行った。ビーサン姿でパソコンの前に座り、ヤフーで日本の暗いニュースの見出しが並ぶのを見て現実を思い出した。知る必要のないバッドニュースやゴシップに晒され続けてみんな麻痺している。バンコクでは1時間30バーツのネット屋が、この島では1時間120バーツもするので早々に切り上げ、タオ島での最期の時間はビーチで過ごした。

タオ島の海とスコール
タイランド湾 海上のスコール

14:30の船に乗ってタオ島を出発した。あいにくの天気で風が強く、海上にはスコールがいくつも見えた。沖に出ると波も荒かったので軽く船酔いした。船室はエアコンが効き過ぎていて、冗談かと笑ってしまうほど寒かった。

チョンポン 港
チュンポン 漁船

約3時間後、チュンポンの港に停泊する漁船の間を抜けて船着場に到着した。バンコク行きのバスは20:00なのでチュンポンの町を歩いて時間を潰した。

タオ島からバンコクまでの移動は、船とバスのセットで600バーツ(約2160円)。乗り込んだ2階建てバスは明け方にカオサン通り近くに到着する予定だ。