ホーチミン観光

無数のバイクが走るホーチミン

ベトナム最大の都市であるホーチミンを歩くと驚くのはバイクの数だ。信号待ちの道路がバイクで埋め尽くされる光景は思わず笑ってしまうほど。二人乗りや三人乗りが当たり前でヘルメットを着用している人は少ない。

ホーチミンのベンタイン市場

フランス植民地時代に建設されたベンタイン市場は、観光客も訪れるホーチミンの代表的な市場で、ベトナムの伝統的な工芸品から生活用品、食料品、宝石、腕時計、携帯電話まで様々な商品が売られている。

ホーチミン像

南北に細長いベトナムの南部に位置するホーチミンは、この国の経済の中心地。かつてサイゴンと呼ばれた町の現在の名前は、革命の指導者で初代主席のホー・チ・ミンから付けられた。フランス領時代に建てられた人民委員会庁舎の前には、そのホー・チ・ミン像が立ち、この町の歴史を伝えるとともに観光スポットになっている。

聖母マリア教会(サイゴン大聖堂)

ホーチミン市の中心地区にあるドンコイ通りは周辺は、フランス植民地時代に建設された高級住宅地で、現在ではブティックやレストラン、カフェ、美術館などが立ち並び、観光客の人気のスポットとなっている。ロマネスク様式の聖母マリア教会(サイゴン大聖堂)や、ヨーロッパ様式の立派な中央郵便局などがある。

ホーチミン 戦争証跡博物館の展示写真

戦争証跡博物館では、ベトナム戦争時に使用された戦闘機や銃器のほか、南ベトナムを支援したアメリカ軍が、北ベトナム軍をあぶりだすために空中散布した枯葉剤の影響による奇形児のホルマリン漬け、戦死者の遺品、戦争写真など膨大な資料が展示されている。目を背けたくなるような惨い写真に強いショックを受けた。当時の日本は、沖縄や小笠原の返還と引き換えに米軍に基地を提供して間接的にこの戦争に関わっていた。改めてベトナム戦争について考えさせられる博物館だった。

ファングーラオ通りの路地裏
ファングーラオ通りのレストラン

今夜もゲストハウス近くの小さなレストランで夕食をとった。ベトナム料理といったらフォーや生春巻きが有名だが、どれも庶民的な料理なので手頃に食べられるのが嬉しい。味もさっぱりしていて日本人の舌に合う。料理を丁寧に盛りつけて出してくれるところが素敵だ。夕食は3、4品とビールを注文し二人で10万ドン(6ドル)。