レンズを壊したので香港で新しいズームレンズ（ED 18-135mm F3.5-5.6）を買う。

バンコクの空港でD40を肩から落としてレンズの調子が悪くなったので、香港滞在の数日で新しいレンズが手に入るか心配だったが、香港の繁華街にはカメラを売る店がいくつもあった。

旅で写真を撮っていると遠くを収めたいシーンが多々あるので、カメラ屋の店員にチベットに行くことや安いズームレンズを探していることを話したら、昨年発売したばかりのAF-S DX 18-135mmをオススメされた。これまで使ってきた標準ズームレンズより二倍以上寄れるレンズだ。2,500香港ドルで売られていたが、価格交渉したら2,250香港ドル(約35,000円)まで値下げしてくれた。香港は消費税がないので日本で買うよりも安かった。

香港の街歩きしながら購入したばかりのレンズを試して過ごす。35mm版換算で27mm-202mのレンズは、これまでより目の前の光景をギュッと狭く写せるし、ずいぶん遠くも写せる。フィルム越しの世界の見方が変わって楽しかった。痛い出費だったがカメラを落として良かった。

一日、香港を歩いて、若者に限らず英語を話せる人が多いことに驚いた。広東語以外に北京語も理解し、英語もできるのだから、英国統治時代が長かったとはいえ国際的な都市だと感じた。