寝台列車で桂林から成都へ

桂林駅 駅構内

朝、ホテルのチェックアウトの時まで来てくれた閻さんとお別れをして、大混雑の桂林駅から寝台列車に乗り込んだ。夏休みシーズンに成都までの寝台席の切符を取るのは難しいようなので、急遽、前日に購入できたのはラッキーだった。

桂林駅 駅のホーム
寝台列車 硬臥 中国の二等寝台

広西チワン族自治区の桂林から貴州省を通過して四川省の成都までは長距離列車で20時間、約1,490kmの旅。桂林を13:49に出発した列車は、25時間後に成都に到着予定だ。

中国の長距離列車は、普通車の自由席を「硬座」、グリーン車の指定席を「軟座」、3段ベッドの2等寝台席を「硬臥」、ドア付きの4人部屋の1等寝台席を「軟臥」、二人用のデラックス寝台席を「高包」とクラスが別れている。利用した硬臥(330元、約5,150円)は、3段ベッドが通路の横にずらっと並んだ寝台車両。給湯器が設置されているので車内販売のカップ麺を食べることもできる。消灯後の車内は静かだった。

ガタゴトと小さく揺れるベッドに横になり、無事に成都まで行けることにホッとしたが、閻さんという強力な助っ人がいなくなったことで、東南アジアとは少し勝手の違う中国の旅に不安を覚えた。