TRAVELOOSEについて

僕が妻とバックパッカーとして世界を旅した2007年に立ち上げたホームページです。いつか息子が読むだろうと思って、旅をしながら書いていた旅行記に加筆を加えながら適当に更新しています。

旅をしていた2007〜2008年の時代背景

2007年は、まだスマホがなかった時代。FacebookやTwitterは日本では展開されておらず、Instagramもない。旅をしていてもリアルタイムの情報がほとんど手に入らないので、『地球の歩き方』の切り抜きや、ゲストハウスに置いてある情報ノートが旅の情報源だった。

世界では、イラク戦争が長期化し、原油価格は史上最高値(燃油サーチャージが高かった)、イスラム原理主義組織ハマスがパレスチナのガザ地区を武力占拠、ミャンマーは軍事政権に反対するデモが拡大して市民を武力弾圧、年末にはアメリカのサブプライムローン問題で金融市場の大混乱が始まった。

でも、今思うとまだ少しはマシな時代で、その後に世界で起きたことを考えると、バックパッカーとして旅をしやすい時代だったように思う。

よく質問されること

どこが一番良かった?

どこも良かったけど、チベットとネパールを含むヒマラヤ圏の旅と南米のアンデス圏は特に良かった。

いくらかかった?

ワンワールド系列の世界一周航空券(四大陸 計18フライト)が燃油サーチャージ込みで53万、出発してから約150万。

1ドル120円、1ユーロ156円の相場でアジアではまだ円が強かった印象。当時の新生銀行が海外ATMで手数料無料をやっていたので、口座を作ってキャッシュカードを持っていた。世界中どこでもPlusマークのATMで現地通貨を引き出せたので便利だった。

危険はなかった?

ネパールのカトマンズとインドのバラナシでは、どちらも滞在中に近くで爆弾テロがあり死者も出て物騒だった。ペルーでは、アンデス山脈をバスで移動中に農民による道路封鎖(ブロッケオ)に巻き込まれて、6時間も山の中で立ち往生した。

盗難は、バックパックに施錠するなど用心していたけど、ペルーとボリビアの国境デサグアデーロで、複数人の国境警察に、荷物検査だと追われて個室に連行され、腰のマネーベルトも外されて現金を抜かれた。当時、この国境警察の盗難被害は有名だったらしい。おかげでペドロンというスペイン語を覚えた。

病気関係は、中国で細菌性の胃腸炎にかかり、病院に三日間通いで点滴を打つことになった。その後すぐ、宿のベッドで南京虫に刺されてしまい、身体中が痒くて大変だった。でも中国にはいい思い出がたくさんある。